実践派・研究派
ひとつ例を出します。
あなたはとてもいい新しい手品を覚えました。
あなたなら、どうしますか?
大きく分けると、“すぐに見せる”と“見せない”の二つに分かれ、それは“実践派”と“研究派”と言ってもいいでしょう。
“すぐに見せる”という実践派の方は、自分の覚えた“いい!”と感じるものを、人に見せたいという直感で動く人と、人に見せて試してみる人に分かれると思います。
“見せない”という研究派の方も、理由はいくつか考えられるでしょう。
見せる前にもっと練習したい ・ 良くない部分を見つけて、自分なりに改良したい ・ もっとよくしたい ・ この手品の良いところ悪いところを分析したい…などなど。
今まで色んなマジシャンに会ってきましたが、基本的にバーマジシャンは“すぐに見せる”って方が多いように思います。
“見せない”という方は、手品の研究家に多いように思います。
例えどのような手品でも、人に見せないと分からないことも多いのも事実です。
だからといって、ただ単に見せているだけでは、何の進歩もありません。
見せる事も大事ですが、考えることも大事です。
その両方を繰り返すことによって、いい手品はもっといい手品に変わるでしょう。
実践派の方には実践派ならではの感覚があり、研究派の方には研究派ならではの感覚があります。
両方の感覚を持ち、いいバランスを持ちたいですね。
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